がんもどきは精進料理用に雁の肉に似せて作ったということから雁のもどきで「がんもどき」という説ですが、がんもどきは明らかに雁の肉とは違いますから許せるのです。

ところが今の世の中、知らないうちに「もどき」ばかりのような気がします。子持ししゃもの腹の中のタマゴはほとんどのものが人造のタマゴを注射器で入れたものだし、安いステーキなんかはいろんな肉を張り合わせたものだそうです。そしてまた安い寿司のネタの魚だってホントは何か分からない。かにみそなんかイワシのすり身でしょ?そんなことは百も承知で食べてるわけですし、いいものばかり食べてたらサイフが空っぽになるのです。

そんなものばかり普段食べてると本物の味を忘れてしまいます。食べ物ばかりじゃなく家電にしても道具なんかにしても、ちゃんと作ったものは、やはりすばらしいのです。日本は長い間そんな素晴らしいものの中で生きてきたんですが、最近外国製の安くて粗悪なものがあふれる中にいると、それが普通になってきて「安物が普通」で「良い物は高い」ってことになってきた。「ものづくり」で生きて来た日本が否定されてしまっています。

ところが最近原油の高騰や餃子事件などで「安物の使い捨ては結局損だ」という意識が芽生えつつあるような気がします。「日本製が欲しい」という方も増えてきました。

残念ながら現在のいろいろな製品は「純日本製」を探すのが不可能なほど外国製になってしまいました。しかし、安物の自転車は20年使えませんが、ちゃんとしたメーカが作った物は20年使ってる人がいくらでもいるのです。だから買い換えてもらえないのです。儲からないのです。