基本設計を変えていないエンジン付の乗り物では最多の生産台数を樹立! ホンダのスーパーカブは世界の名車です。本田宗一郎が「そば屋さんが片手でも運転できる」配達用のバイクを作ったわけですが、変速があるけどクラッチ操作がいらない。カブのチェンジペダルは踏み込むとクラッチが切れるのと同時に変速するようにできています。

エンジンをバラしてみると実にうまい具合にできているわけです。オイルさえこまめに交換していればめったに壊れない。同じ形で、どんどん改良していますから、どんどん信頼性は増しているのです。

カブのウインカーのスイッチは他のバイクと少し違うんですね。ほとんどのバイクは左側についていて左右に操作するものがほとんどですがカブの場合は右側についていて上下に操作します。これは右手だけでアクセル操作と同時にウインカーも操作でき、前ブレーキもかけられる。

左手に「おかもち」を持って右手だけで出前に行けるバイクなのです。これを新聞配達の達人たちは家に付く前に、前カゴに入れてある新聞を左手で取り、片手で折って郵便受けに入れるのです。ですから左のバックミラーは、ないほうが邪魔にならないと付けない人が多いんです。

しかしカブの一番すごいのは、ミニバイクのことを「カブ」と言っても年配の人には通じてしまうところです。カブのことをビーノという人はいませんがビーノをみて「カブ」という人は、いくらでもいます。化学調味料のことを全部「味の素」というようなものなのです。  オマエだけじゃ。