正直な話、20年ほど前までオイルは早く入れ替えすれば、安いオイルでも同じだなんて思ってました。オイルって入れ替えて、実感できるほど違いは分からないですからね。

ところが、エンジンによってはすごく違いが実感できることもあります。XV750を乗ったときいつもより滑らかに、すべるように走るのを感じました。「なんで今日は、こんなに気持ちよく走るのか?」いろいろ考えてみると、オイルを替えた位しか思い浮かばない。

「オイルでこんなに変わるはずよなあ・・」と思い、兄(社長)に「オイル替えたからかなあ?えらくエンジンが滑らかになった」と言うと「オイルで、そんなに変わるわけないだろうが!」と言うので「じゃあ、乗ってみろよ」と言ったんです。

「確かに違うなあ」乗ってきて、すぐにそう言いました。それからオイルに対しての考えが変わったんですね。モチュールのオイルにしたときの話です。2輪車は自動車に比べ回転数が高いので、安い自動車用のものを使うと良くないです。

モチュールの上級オイルは「エステル」と言うベースオイルを使っています。エステルってなんじゃいな?というと「なめらかプリン」作ってる店じゃありません。あれはパステル。

エステルはエンジンの極限状態でも油膜が切れない優れものです。油膜が切れないので、ピストンがシリンダーの中でなめらかに動きます。なめらかと言うことではエステルとパステルは共通点があるわけです。でも、オイルの代わりにプリンを入れてはいけません。